南極は、私の中でアメリカに住んでいる間に絶対行きたい場所ベスト5の1つだった(他の4つはマチュピチュ、エンジェル・フォール、イグアスの滝、ガラパゴス)。生き物を寄せ付けないように海を閉ざす流氷、鏡のように静かな水面、ダイナミックな氷河とそれに削られて厳しくそそり立つ立つ山並み…そんな地球上の最後の秘境と呼ぶに相応しい、人の手がほとんど加わっていない美しい景観をいつか絶対見たいと思っていた。もちろん、コミカルでかわいらしいペンギンたちの野生の姿も見てみたかった。
※なお、南極の景観は「南極②」の旅行記をご参照ください。
http://4travel.jp/traveler/kum/album/10299722/【南極クルーズの予約】
南米から南極に行く場合、ヘリコプターかクルーズを利用することになる(ちなみに、ニュージーランドからでるクルーズもある)。ヘリコプターは日程的に余裕がない人にはオススメだが、あちこち見学したい人には物足りないように思った。クルーズは複数の船があり、値段も日数も様々。私の場合、仕事をあまり長くは休めないので一番短い日数のクルーズで行くことにした。といっても、予約をしたのが10月と遅かったので、少なくとも12日以内のクルーズは既にほとんとの船で満室。選択肢は2つくらいしかなかった。利用した船はHurtigrutenというノルウェーの会社の船MS Fram号。まだ2年くらいしか経っていない新しい船なので、船内はきれいで快適だった。最後の1室を(おそらくキャンセルがでたお陰で)ゲット。南極に行ける時期は12月から3月の頭までと短い上に、かなり人気があるので、普通は1年近く前に予約する。自分で調べるのが面倒くさかったので空いているクルーズ探しと予約は日本の旅行代理店を通した。私たちの部屋はNというランクで真ん中より下くらいのランクだが、大きな丸窓があって外は見えるし全然快適だった。
【フラム号のスペック】
フラム号は乗客数318人の船。小さなジムとジャグジーがある以外、エンターテイメントはたいしてない。南極に関するレクチャーやバーラウンジでの音楽、イベントがあるくらい。余暇の過ごし方は、ジム、読書、インターネット、ジグソーパズル、トランプ、飲むくらいか。南極についてからは外のデッキに出て写真を撮っていた。料理は肉が多いが期待以上に美味しかった。NYのそこら辺のレストランより全然いい。基本的にビュッフェ形式だが、何度かコースのディナーがあった。コースの場合は席が決まっている。また、24時間コーヒー、お茶、ケーキやクッキーが用意されていて、これらは無料。
ちなみに船内のアナウンスや説明などは英語とドイツ語(とたまにノルウェー語?)のみ。上陸の順番などアナウンスは結構重要なのでこれらの言語が聞き取れないと厳しい。
【ネット状況】
インターネットは衛星を使っているようで、基本的にどこでも通じる。我々が行った場所では唯一Andword Bay(Neko Harborに行く途中)でだけ衛星が通じないといわれた。但し、料金は高い。1時間で60クローネ(約10ドル)。
【船酔い】
南米大陸と南極大陸の間にあるドレーク海峡は荒れることで有名らしい。私たちは天候に非常に恵まれており、スタッフが「Drake lake」と呼ぶくらい穏やかな海だったらしい。それでも船に弱い私は気持ち悪くなった。とはいえ、船が大きい分、ココ島に行ったときよりはましだった。
【上陸】
上陸は全部で6回することができた。上陸できるか否かは天候次第なので、予定されている上陸をすべてできたのはかなりラッキーらしい。私たちの前の週のクルーズでは4回しか上陸できなかったらしい。上陸したのは、Half Moon 島、Cuverville島、Petermann島、Port Lockroy(英国の郵便局兼お土産屋さんあり)、Paradise Harbour及びNeko Harbor。どこも印象深いが、必見は最後の2つ。小高い丘を登った所からみる眺めは言葉にできないくらい美しい。
【服装・持ち物】
12月の南極はたいして寒くなかった。NYを出発したときの方が寒かった。気温は0度からマイナス4度。風は少し強いことがある。上陸するのに防水・防風パンツが必要なのでスキーのパンツを持っていった。防水・防風ジャケットは支給される(薄手)。防寒用の肌着をいっぱい持っていったが、防寒肌着1枚、間に着るインナー1枚、フリース1枚に支給されたジャケット、スキーのパンツ、長靴(貸してくれる)、帽子、手袋という格好で上陸していたが日差しが強いので汗ばむくらい。日差しが強いので日焼け止めとサングラス、SPF入りリップクリームは必須。
カメラはイチデジとコンデジの両方を持っていった。寒いので電池の消費が早いと聞いていたが予備のバッテリーは持っていかなかった。なんとかなる。クジラが結構見れるが遠いいので望遠レンズはほしい所。私のは途中で壊れたので、以後苦しい戦いが強いられた。三脚はいらないと思う(持ってきている人もほとんどいなかった)。
コンセントの形が日本や北米と違うのでアダプター(っていうのかな?)が必要。一応船でも貸してくれるが、壊れているのかいまひとつ使えなかった(私が一つ持ってきていたので友人とそれを利用)。
タオルは部屋にある。また、ハンドソープとボディソープ兼シャンプーもついているが、高級ホテルのような素敵なアメニティがついているわけではないので、こだわる人は自分のシャンプーなどを持っていった方が良い。他にドライヤー、冷蔵庫、セーフティボックス、(内線?)電話、テレビが部屋にある。
【旅程】
12月22日早朝 BA到着(21日昼過ぎに到着予定だったが飛行機遅延)後すぐにAEP(国内線飛行場)に移動。クルーズの貸切便でウシュアイアに移動(3時間半くらい)。オプショナルツアーでティエラ・デル・フエゴ国立公園見学。午後6時頃 乗船
24日午後 Half Moon島上陸
25日
Wilhelmina Bay通過、Cuverville島上陸
26日
Lemaire Channel通過、Petermann島上陸、Port Lockroy上陸
27日 Paradise HabourのAlmirante Brown上陸, Neko Harbour上陸
30日早朝にウシュアイア到着。オプショナルツアー参加者は午前7時前に下船。オプショナルツアーでEscondido湖見学。昼前の便でBAに戻る。夕方到着。オプショナルツアーでタンゴショーを観る(Tango Porteno(ポルテーニョ))
31日 日帰りでイグアスの滝
1月1日 BA見学(カテドラル、コロン劇場、レティーロ駅、レコレータ墓地、国会議事堂)。夜10時の便でNYに戻る。
【旅費】
クルーズ(クルーズ、BA-ウシュアイア間の国内線、BAでの宿2泊、飛行場までの送迎が込み)474,200円、飛行機代(NY-BA間) $1713.80、BAでの1泊延泊
14,200円、イグアスの滝への飛行機 $485、Port Iguazuの飛行場からイグアス国立公園までのタクシー往復40ドル、入園料 一人60ペソ、オプショナルツアー 国立公園 約$50?、エスコンディード湖 約$50、タンゴショー(食事付)350ペソ、BA内のタクシー(ホテルからエアロパルケ空港 33ペソ、帰り44ペソ、その他市内移動で合計50ペソくらい)、地下鉄一回90セント×3回、旅行保険 $240くらい、その他飲食代、クルーズ中のインターネット代など、クルーズでのチップ $65
一人合計80万円くらいかな。